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石破氏が鳩山元首相のネット番組に出演 “恩讐”乗り越え異例の共演

 自民党の石破茂元幹事長は14日のインターネット番組で、民主党を率いた鳩山由紀夫元首相と日米関係をめぐり議論した。2人は昭和61年の衆院選で初当選した同期だが、民主党政権時代、石破氏は鳩山氏の政治姿勢を厳しく批判していただけに、異例の共演といえる。

 石破氏が出演したのは鳩山氏が配信する討論形式のネット番組「UIチャンネル」。鳩山氏は日米安全保障条約の片務性に言及し「一国の領土に他国の軍隊が居続けるのではなく、お引き取りいただくときを迎えられるようにならないといけない」と指摘。石破氏は鳩山氏の考えに一定の理解を示しつつ「在日米軍基地は米国の戦略上必要不可欠で、自衛隊が個別的自衛権により守っている。そんなに負い目を感じるような話なのか」と述べた。

 石破氏はかつて、鳩山氏が首相として米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県外移設を模索したことについて「『最低でも県外』みたいなことを言って、日米同盟を揺るがせた」と批判していたが、ネット番組では鳩山氏が石破氏を「これからも自民党で首相を狙うことになる」と持ち上げ、石破氏も「(国会で)失礼な質問もした」と振り返るなど、和やかな雰囲気だった。(産経新聞)