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韓国法相が辞意 検事総長停職で検察との泥仕合に幕引きか (1/2ページ)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国大統領府は16日、秋美愛(チュ・ミエ)法相が同日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に辞意を表明したと明らかにした。文政権の疑惑捜査を進める尹錫悦(ユン・ソンヨル)検事総長に対する秋氏による懲戒申請を受け、法務省の懲戒委員会が16日に尹氏の停職2カ月を決定。秋氏と検察の泥沼の対立は、文氏の支持率にも悪影響を与えており、検察トップの一定期間の排除が決まったタイミングで、事態の幕引きを図ろうとしたとみられる。

 懲戒委による現職検事総長の処分決定は初めて。秋氏は文氏に決定を報告する中で辞意に触れた。文氏は尹氏への懲戒決定を即日裁可し、処分が実行された。

 文氏は「任命権者として重く受け止める。国民に申し訳ない」と述べつつ、懲戒処分について「検察が立ち直る契機になることを望む」と強調した。秋氏に対しては「その推進力と決断がなければ、検察改革は不可能だっただろう」とたたえ、謝意を伝えた。辞任の決断をしたことを高く評価しつつも、受け入れるかは「熟考して判断する。最後まで職責に尽くしてほしい」と応じたという。

 一方、尹氏側は懲戒委の手続き自体が「不当だ」と反発し、処分の執行停止を申し立てるなどして対抗する見通しで、仮に秋氏が辞任しても文政権と検察の対立は長引く恐れがある。

 尹氏は16日、弁護人を通じて「検事総長を追い出すための違法で不当な措置だ。検察の政治的な独立性や法治主義が深刻に損なわれた」と批判し、法的手段に出る考えを示した。

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