記事詳細

日本発の新型コロナ治療薬として有力! ノーベル医学・生理学賞の大村智氏が開発に貢献「イベルメクチン」 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの国内感染者は「勝負の3週間」後も増えている。死者や重症者を減らすことが急務だが、日本発の治療薬として有力視されているのがノーベル医学・生理学賞の大村智・北里大特別栄誉教授が開発に貢献した抗寄生虫薬「イベルメクチン」だ。国産ワクチン開発とともに期待が高まっている。

 イベルメクチンはアフリカなどで寄生虫による感染症撲滅に効果を上げたが、海外の研究では新型コロナウイルスの増殖を抑える効果も報告されている。

 北里大病院では9月から実施中の治験を来年3月までには終える見込み。厚生労働省は治療薬候補の1つとして明記しており、今月に入って同省の「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」にも記載された。

 イベルメクチンはこれまでに抗寄生虫薬として数十億人規模で投与され、安価で深刻な副作用の報告はないことも強みだ。

 別の治療薬候補「アビガン」について、開発企業の治験では「有効性を判断するのは困難」とする国の審査報告書がまとまった。治験の方法や手順に問題があったとしているが、「新型コロナ治療薬の選択肢が限られていることを考えると、承認は社会的に一定の意義がある」とも指摘した。

関連ニュース