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春菊から基準値180倍超の農薬検出…家庭で安全安心に調理するための対策法は? (1/2ページ)

 福岡市のスーパーで、鍋料理の定番野菜、春菊から基準値の180倍を超える農薬が検出された。農家が別の野菜に使用する農薬を誤って使用したことが原因だというが、消費者は見た目では基準値を超える野菜であるかは判断できない。家庭で安全安心に調理するための対策法はあるのか。

 市によると、検出された農薬は有機リン系のイソキサチオンで、ネキリムシ類の殺虫剤として使用される。基準値が0・05ppmなのに対し、9ppmが検出された。

 これまでに健康被害は報告されていないが、体重60キロの人がこの春菊を20グラム食べると、嘔吐(おうと)や失禁などの症状が出る恐れがあり、ひどい場合はけいれんを起こすという。

 JAくるめ(福岡県久留米市)が春菊を出荷した農家に聞き取り調査をした結果、タマネギに使用する農薬を誤って使用したことが原因であることが分かった。JAくるめは残留農薬の安全性が確認されるまで、春菊の出荷を停止している。

 食環境衛生研究所マーケティング部の丸橋大志氏は「今回の場合、農家の管理体制が甘かったと言わざるを得ないが、基準値を超える農薬が検出されるのは、農家が使用量の決められた農薬を別の野菜に誤って使用してしまうケースが多い。また輸入製品にコンタミネーション(混入)が確認されるケースもある」と指摘する。

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