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【菊池雅之 最新国防ファイル】オスプレイ部隊本州展開のメリット 日米共同訓練「フォレストライト」 (1/2ページ)

 12月7日から18日まで、相馬ヶ原駐屯地(群馬県榛東村)や、関山演習場(新潟県上越市・妙高市)などで、日米共同訓練「フォレストライト」が行われている。陸上自衛隊と米海兵隊との間で毎年行われている年次訓練の1つだ。

 日本側は、第12旅団・第30普通科連隊(新発田駐屯地=新潟県新発田市)、米側は第3海兵師団第4連隊(キャンプ・シュワブ=沖縄県名護市など)が参加した。

 注目したいのは第12旅団だ。自衛隊は作戦基本部隊として師団や旅団という大きなまとまりを編成している。この中には、普通科(歩兵)や機甲科(戦車)、特科(大砲)といった戦闘に必要な部隊がすべて内包されており、基本的に師団・旅団単位で敵と戦う。

 その1つである第12旅団は、日本唯一の「空中機動旅団」となっている。その名の示す通り、他の師団や旅団よりもヘリ輸送力を高めるため、UH-60ブラックホークや、CH-47チヌークなど、中・大型ヘリを配備している。ヘリを使った機動展開能力が武器となるため、ヘリで運べない戦車部隊を持たない。将来的には、特科部隊に関しても、第12旅団の親部隊となる東部方面隊へと移管し、手放す計画だ。

 訓練の総仕上げとして、15日から18日にかけ、総合訓練が行われた。第12旅団の空中機動力と肩を並べるため、米海兵隊側は、第265海兵飛行隊(普天間基地)のMV-22Bオスプレイを参加させた。「第12旅団と米海兵隊が空中機動作戦により、日米共同で島嶼(とうしょ)部に対する攻撃への対応」(プレスリリースより)を想定した訓練となった。

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