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コロナ禍で予期せぬ妊娠相談が急増か 休校中に家族内で性暴力 厚労省、全国調査で女性支援へ (1/2ページ)

 4月以降、各地の医療機関や支援団体の窓口で特に10代、20代からの妊娠相談が急増した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う自粛生活の影響により、予期せぬ妊娠や性被害が増えた可能性があるため、厚生労働省の研究班が人工妊娠中絶に至る理由の背景や経緯について全国調査に乗り出した。詳しく背景を分析することで、より有効な女性支援策につなげる狙いがある。

 「休校中、彼氏と毎日セックスした。妊娠が心配だ」

 三重県のNPO法人「みっくみえ」にこのような電話相談が寄せられたのは6月。松岡典子代表は「この頃からコロナの影響か、相談の増加が目立ってきた」と振り返る。

 松岡代表によると、緊急事態宣言下を含む4~9月の電話相談件数は約70件で、約100件だった前年分に迫る勢い。約半数が10代といい、「学校や部活がなくなり、これまで会員制交流サイト(SNS)を使っていなかった子が利用して知らない人に会っている」と話す。

 相談内容が深刻化していると指摘するのは、妊産婦や母親を支援する東京都のNPO法人「10代・20代の妊娠SOS新宿-キッズ&ファミリー」の佐藤初美理事長だ。妊娠に関する電話などの相談件数は例年と変わりないが、家族内の性暴力相談が増えたと心配する。

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