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【日本を守る】“アメリカ様”による“保護呆け”によって気概が失せた日本 「かわゆーい」で国は守れない (1/2ページ)

 戦後75年がたつなかで、日本は国の体(てい)をなさなくなっている。平和呆(ぼ)けが、原因ではない。“アメリカ様”による“保護呆け”によって、独立国としての気概が失せた。

 私はこの連載の第2回で、茂木敏充外相が、中国の王毅国務委員兼外相と共同記者発表を行ったときに、王氏が「一部の日本漁船が釣魚島(沖縄県・尖閣諸島の中国名)周辺の敏感な水域に入る事態が発生している」「われわれは主権を守っていく」と恫喝(どうかつ)したにもかかわらず、しまりのない笑顔を浮べていたことを咎(とが)めた。

 戦前の日本の外交官は、このような時には「外交が戦争を抑圧する戦争」だと心得ていたから、お世辞笑いを浮べることはなかった。

 もっとも、茂木氏だけ咎めるのは、公平を欠く。国政から自治体まで選挙ポスターの写真をみると、候補者全員がもみ手をしながら、まるで客引きを演じているように、卑しい笑みを浮べている。

 国会では首相、閣僚から議員まで、全員が百貨店の高級品売り場の店員のように、丁寧(ていねい)な言葉を使う。つくりものだから心がこもっていない。

 もっと、べらんめえ調で話してほしい。安倍晋三前首相が辞職を発表したときに、「痛恨(つうこん)の極み」と言っても、心を打たない。

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