記事詳細

コロナ感染者 ママ友に「無症状」と報告し、仲間はずれに (1/3ページ)

 万が一、新型コロナウイルスに感染してしまった場合、悩ましいのが「どこまで伝えるか」という問題だ。勤務先には報告すべきだろうが、「プライベートな人間関係」への対応は難しい。10月に感染した千葉県在住で、小学校6年生の息子を持つ40代パート主婦Aさんが言う。

 「宿泊施設での療養になり、暇だったので、ママ友に『感染しちゃった。でも無症状です』とLINEしたんです。するとグループLINEで、『なぜもっと早く言わないの!』『いつから症状が出たのよ!』と大騒ぎに。

 保健所は『ママ友は濃厚接触者ではない』と判断したのですが、当人たちにすれば、『危うくうつされるところだった』『中学受験の追い込みの時期に感染するなんて、なんて意識の低いママだ』ということだったよう。退所以降、ママ友らとの関係が疎遠になり、ランチ会に呼ばれなくなりました。こんなことになるなら黙っておけばよかったと後悔しています」

 恋人との破局を恐れて感染を黙秘したのは、都内在住の30代女性会社員Bさん。

 「感染がわかる直前、まだ恋人未満だった彼と食事に行きました。感染後に保健所から聞き取り調査されたとき、彼のことを話したら濃厚接触者になって、仕事にも影響が出て嫌われてしまうと思い、彼とのことは黙っていました。療養から復帰したら真実を打ち明けようと思っていたけど、『なんで、言わなかったのか』と責められるのが怖くなってやめました。そのことは墓場まで持っていくつもりです」

 「食事をした程度の関係」ならば隠してもいいのか。新中野耳鼻咽喉科クリニック院長の陣内賢さんはいう。

NEWSポストセブン

関連ニュース