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コロナ第3波「来年1月収束か」 死者数の増加傾向ほぼ横ばい、変異ウイルスは東南アジア経由で流入の可能性 京都大大学院医学研究科・上久保靖彦氏 (3/3ページ)

 ウイルスの変異株といえば、3度目のロックダウン(都市封鎖)に踏み切った英国で、感染力が70%増したウイルスが拡大したと公表されている。上久保氏らが主張するウイルスの変異との関係については、現状では詳細がつかめていないため不明だという。

 上久保氏は、「欧米に比べると、日本の死者数の増加傾向はほぼ横ばいが続いているといえる。今後も感染の波の高低は予想されるものの、『第3波』の大きな波は早ければ来年1月、遅くとも3月には収束する可能性もある。『Go To トラベル』の停止や緊急事態宣言などはまったく不要だ。むしろ実施すると、今よりも経済的な犠牲による死者を増やしてしまう」と指摘する。

 そして、「日本からは11月以降の第3波のウイルスの変異のデータが、鳥インフルエンザ対策のために設立された国際イニシアチブ『GISAID』に、まったく提出されていないことも問題だ」と指摘する上久保氏。世界中のウイルスの変異の動向についても、「K型やG型に変異した当時は活発な動きがみられたが、現在は変異の動きが明らかに鈍くなっている」といい、新型コロナ自体の猛威も徐々に収束に向かっている可能性を指摘した。

 最後に上久保氏は、「新たな変異や強毒化がなければ、『第4波』は来ず、第3波もまもなく収束するとの見方がはっきりしてくるだろう」との見解を示した。

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