記事詳細

【長谷川幸洋 ニュースの核心】新型コロナで“真の価値”に目覚めた国民 政治は何のためにある? ふがいない野党を尻目に「たたき上げ」菅首相は本領発揮の好機 (1/3ページ)

 2020年はどんな1年だったのか。今年最後のコラムなので、総括してみよう。

 最大のニュースはもちろん、新型コロナウイルスの感染拡大だ。大げさでなく、コロナ禍は世界を変えた。どう変えたのか、と言えば「真に価値あるもの、大切なものと、そうでないものをコロナが峻別してしまった」。私はそう思う。

 例えば、サラリーマンなら「仲間とちょっと一杯」がなくなった。それは、「仕事を円滑に進める潤滑油」とみんなが思っていたのに、ビールと焼き鳥がなくても、仕事はできると証明された。むしろ、「飲み屋で上司風を吹かせるだけのオヤジは無用の存在」とバレてしまった。

 満員の通勤電車もそうだ。会社に行かなくても、仕事はできた。仕事の本質は「成果を出す」ことだけで、「仕事をする時間や場所、上司や同僚との付き合いなどは従属的要素にすぎない」と明らかになってしまった。

 仕事自体も、本質的価値が問われるようになった。例えば、あらゆる業種で仲介業が苦労している。仲介者がいなくても、求める相手は自分で探せば、ネットで見つかる。

 家庭生活も変わった。

関連ニュース