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【長谷川幸洋 ニュースの核心】新型コロナで“真の価値”に目覚めた国民 政治は何のためにある? ふがいない野党を尻目に「たたき上げ」菅首相は本領発揮の好機 (2/3ページ)

 これまでは、仕事の都合で家族を犠牲にした読者も少なくないだろう。だが、多くの人が苦しいときに頼りになるのは、自宅で一緒の時間を過ごす家族と気付いた。

 この変化は、もう元には戻らない。コロナ禍で多くの人が夾雑物(きょうざつぶつ=混じり込んだ余計なもの)を捨ててしまった。それがなくても大丈夫と分かったからには、人々の本質志向は研ぎ澄まされていくに違いない。

 政治もそうだ。

 政治は何のためにあるか。「人々の命と暮らしを守る」。これが原点だ。政府や政治家が国民の命と暮らしを守るために、何をしているのか。国民はこれまで以上に厳しく監視していくだろう。

 菅義偉内閣の支持率が急落したのも、感染拡大が明らかなのに、新たな対策を取らず、それまでの施策に固執したように見えたからではないか。

 そもそも、「GoToキャンペーン」は、安倍晋三前政権がコロナ禍が終息した後、景気の「V字回復」を狙って打ち出した政策だった。それしかないのかと言えば、そんなことはない。景気を下支えするなら、消費税や法人税、所得税の減税のほうが、よほど理にかなっている。

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