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韓国・ソウルの拘置所で750人超の集団感染 収容者の3割、首相が謝罪

 韓国の丁世均首相は29日、ソウル東部拘置所で収容者や職員ら計757人が新型コロナウイルスに感染したと明らかにし「政府が直接管理する矯正施設で大規模な集団感染が起きたことを申し訳なく思う」と謝罪した。韓国メディアによると、収容者全体の約3割が感染した。

 11月27日に職員1人の新型コロナ感染が判明した後、初動の防疫措置が遅れて感染が広まったとみられる。拘置所内では大半の収容者が複数人で一つの部屋を使っている。感染者は別の施設で治療を受けている。

 収賄罪などで懲役17年の実刑が確定した李明博元大統領もこの拘置所の独房に収監されていたが、新型コロナの検査で陰性となった後、持病の治療のためにソウル市内の病院に移った。

 韓国の1日当たりの感染者数は首都圏を中心に1000人前後で推移している。丁氏は無料の臨時検査場を首都圏に設置し、2週間で50万件以上の検査を行ったと強調。感染者の早期把握で感染拡大を一定程度、食い止めているとの見方を示した。(共同)