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【高橋洋一 日本の解き方】2021年後半にも“コロナ終息”か 驚異的なスピードでワクチン開発 五輪開催と景気回復も実現、改革マインド復活の好循環 (1/2ページ)

 2020年はコロナ禍に端を発し、東京五輪・パラリンピックの延期や安倍晋三首相の辞任、米大統領選の混乱など激動の1年だった。

 本コラムで20年の年頭に、「今年は『子(ね)年』で東京五輪も開かれる。政界のジンクスでは、子年と日本での五輪開催年には政変が多いとされている」「子年と五輪年での首相交代の確率は偶然としても高い」と書いた。安倍氏周辺からは、悪い冗談はやめてといわれたが、当たってしまった。

 米大統領選は、コロナ次第だがトランプ氏が苦しいとも書いてきたので、予想としてはまずまずだった。

 19年10月の消費増税による景気後退、米中冷戦の始まり、文在寅(ムン・ジェイン)政権による日韓摩擦などもほぼ予想通りだった。しかし、まさかのコロナ禍があり、世界経済は戦後最悪になった。さすがにコロナは全く予想できなかったが、コロナ禍がなくても経済はあまり良くなかっただろう。

 東京五輪は中止にならなかったのが不幸中の幸いであり、延期もやむを得なかった。

 20年はコロナで散々だったが、21年を展望すると、コロナはかなり落ち着くだろう。というのは、ワクチン開発が驚異的なスピードで進んだからだ。ワクチン開発には10年もかかるのが常識とされ、これまでの最短は、おたふく風邪ワクチンの4年だ。ところが、今回は、官民で巨額な資金が投入され、1年もたたないうちにできた。

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