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【富坂聰 真・人民日報】求められるべき「日本の対中姿勢」 中国が巨大になり孤立無援も…「それでも大丈夫な日本」を考える (1/2ページ)

 新型コロナウイルスに翻弄された1年が過ぎ、やっと新たな年が始まった。しかし、晴れ晴れした気持ちになれないのは日本の感染がいまだ収まっていないからだ。

 もし、これで隣の中国で春節の大型連休期が例年のようににぎわい、昨年5月や10月のような大移動をしてもたいした感染拡大につながらなければ、いよいよ中国の「零(ゼロ)コロナ対策」の勝利という結論が導かれそうだ。

 世界銀行は年末のリポートで、中国が今年7・9%の成長を遂げると予測したほどだ。

 思い返せば1年前の春節を中国は武漢封鎖の中で迎えた。日本では性懲りもなく「今度こそ、中国経済崩壊だ」と叫ぶ人が続出した。

 いずれも今読んだら赤面ものの代物ばかりなのだが、不思議なことにいまだに書店をにぎわしている。これこそ日本が低迷し続ける理由だ。

 私は、新型コロナウイルス感染症が世界に拡大し、ドナルド・トランプ大統領が「武漢ウイルス」「中国に責任を取らせる」と叫び出したころから、逆に「今回も最後に中国が最も良い対策をとったという結果になる」と予測し、そう発言してきた。

 おかげで針のむしろだったが、正しい予測ができたと自負している。

 国際情勢分析は、世の中が反中に傾くとき、付和雷同して人気者になろうとすることではない。「中国が嫌い」という感情に従うことでもない。

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