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【政界マル秘紳士録】自民党・二階俊博幹事長 首相に「頼られ過ぎ」は逆に不安定要素か 菅政権誕生の流れを主導、押しも押されもせぬキングメーカー (1/2ページ)

 自民党の二階俊博幹事長は昨年9月8日、田中角栄元首相の幹事長在任記録1429日を抜いて、歴代最長となった。昨年末で1543日となり、現在も記録を更新中だ。

 二階氏は、安倍晋三政権で総務会長から幹事長に起用され、政治力を高めてきた。中曽根康弘政権時代に総務会長から幹事長となり、「政界の寝業師」と言われた金丸信元副総裁と歩みが重なる。金丸氏は、盟友・竹下登元首相の政権では「事実上の後見人」として党内外ににらみを利かせた実力者であった。

 昨年8月末、安倍晋三首相の突然の辞任後、「ポスト安倍」を選ぶ総裁選で、二階氏は菅義偉政権誕生の流れを主導し、今や押しも押されもせぬキングメーカーとみられるに至った。

 二階氏の政治家人生は、波瀾(はらん)万丈そのものである。

 自民党議員秘書、和歌山県議から自民党最大派閥の田中派から出馬し、初当選を果たした。田中派分裂後は竹下派に、竹下派分裂時は小沢一郎氏に同調して羽田派に属した。さらに、自民党を離党して新生党、新進党、自由党と、小沢氏と行動をともにした。

 小渕恵三政権の自自公連立政権で与党に復帰。小渕改造内閣で運輸相兼北海道開発庁長官として念願の初入閣を果たした。

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