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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】2020年の気象災害、トップ10の補償額は15兆円超 しかし損害の多くが保険外、実際の損失額は… (1/2ページ)

 2020年は世界的に地震や火山の被害が少なかった。これはたまたまで、地震や火山の被害は例年の被害は大きい。

 英国の保険組織によれば、危険度1位が東京と横浜、2位がニューヨーク(米国)、3位がマニラ(フィリピン)、4位が台北(台湾)、5位がイスタンブール(トルコ)、6位が大阪、京都と神戸、7位がロサンゼルス(米国)ということになっている。この調査は個人の安全性、サイバーセキュリティ、医療・健康環境、インフラの安全性を評価したもので、日本は地震のリスクゆえにランキングの高いところに入っている。

 2020年は地震や火山の被害は例年より少なかったものの、気象災害は多かった。

 1月にオーストラリアで発生した森林火災が制御不能になって拡大したことや、11月に大西洋での記録的な数のハリケーン、アジアでの洪水やアフリカでのバッタの大量発生などが大きかった。

 このうちサバクトビバッタが異常に繁殖し、農作物を食い荒らす被害が、アフリカ、中東、アジアの20カ国以上に広がった。このバッタは世界最古の害虫と言われ、旧約聖書やコーランにも登場する。体長5~7センチメートル、体重約2~4グラム。大きさや形から言えば、普通のバッタだ。

 だが、2018年の5月と10月、中東のアラビア半島の砂漠地帯を襲ったサイクロンのせいで、砂漠の地面が産卵に適した湿った状態になったので一気に繁殖した。

 バッタは人間の主食である小麦、コメ、キビ、アワを好んで食べる。バッタの大群は、たった1日で2500人分の食糧を食い尽くす。これらの炭水化物を多く食べることでバッタたちの成長は早まり、数が激増するのだ。

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