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吉川元農水相を在宅起訴 自民、北海道補選擁立を断念

 鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県福山市)グループ元代表が衆院議員を辞職した吉川貴盛元農林水産相(70)に現金を提供した事件で、東京地検特捜部などは15日、大臣在任中に現金計500万円を受け取ったとして、吉川元農水相を収賄罪で、秋田善祺(よしき)元代表(87)を贈賄罪で在宅起訴した。

 関係者によると、吉川被告は「預かったお金だ」、秋田被告は「大臣の就任祝いだった」などと話し、現金の趣旨などを一部否認している。

 自民党の山口泰明選対委員長は15日、吉川被告の議員辞職に伴う4月25日投開票の衆院北海道2区補欠選挙について、自民党候補の擁立を見送る考えを表明した。反省の意を示すことで年内に行われる衆院選への悪影響を最小限に抑えたいとの思惑が透けるが、有権者の不信感を緩和できるかは不透明だ。