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コロナ軽症患者が急激に重症化 「ハッピー・ハイポキシア」の可能性 (1/4ページ)

 もはや誰が新型コロナに感染してもおかしくなくなり、もし感染しても「無症状」「軽症」で済むなら不幸中の幸いと考えている人が多いことだろう。だが、油断は禁物。このウイルスは軽症者を一気に死に追いやることがあるからだ。

 「昨年末、新型コロナに感染し、軽症と診断されてホテルで療養中だった50代の男性が亡くなりました。その日も普段通りに朝食をとり、電話で担当者と話し、大きな異常もなかったようですが、電話を切った直後に容体が急変。亡くなるまでわずか数時間だったそうです」

 そう話すのは、自治医科大学附属さいたま医療センター副センター長の讃井將満医師だ。

 新型コロナ治療の最前線で闘い続け、ウェブサイト「ヒューモニー」で軽症からのコロナ突然死について警鐘を鳴らしてきた讃井氏は、「普通に会話することができた患者が、わずか1~2時間で急変、亡くなるケースは珍しくありません」と言う。

 目下猛威をふるう「第三波」の収束の気配は窺えない。厚労省は1月8日、新型コロナ患者の病床使用率を公表。東京、大阪、兵庫など11都府県で病床稼働率が50%を超え、政府の対策分科会が示すステージ4(爆発的感染拡大)の指標に達した。そのため、無症状・軽症者の多くは、自宅での療養が増え、その数は全国で1万7451人(1月6日時点)にのぼる。

NEWSポストセブン

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