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「海水でコロナに感染する?」金正恩の出漁禁止命令で食糧難が加重 (3/3ページ)

 平安南道(ピョンアンナムド)の情報筋は、北朝鮮の物資流通の中枢のひとつである平城(ピョンソン)市場で、スケソウダラ1キロが5万北朝鮮ウォン(約600円)という史上最高値を記録したと伝えた。

 しかし、深刻な食糧難に苦しむ朝鮮人民軍(北朝鮮軍)は、ヤミ出漁に踏み切った。

 咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、朝鮮人民軍系の外貨稼ぎ水産事業所は、防疫当局に対して、栄養失調になる兵士たちが続出しているとして、出漁禁止措置を緩和するように訴えた。その後、一部の漁船が漁に出るようになったが、正式の許可を受けたわけではないようだ。

 「現在、平城や新義州など内陸地域の市場で売られている東海岸で水揚げされた魚は、当局の黙認のもとに漁に出ている軍所属の漁船が取ったものだ」(情報筋)

 水揚げすべてを軍に供給するのではなく、一部を市場に流して儲けているとのことだ。担当者が私腹を肥やすための横流しなのか、燃料費を稼ぐために計画的な販売なのかは不明だ。

デイリーNKジャパン

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