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船乗り上げた民宿解体へ 東日本大震災、津波の脅威を伝えるモニュメント計画も寄付集まらず 岩手県大槌町

 東日本大震災の津波にで壊滅的な打撃を受けた岩手県大槌町。津波で全長28メートルの観光船「はまゆり」が屋根の上に乗り上げた旧「民宿あかぶ」(2階建て)で知られるが、この象徴的な建物が解体に向けて動き出した。2月中に全ての作業が終わり、更地になる見通し。

 船は2011年5月、約10メートルの高さがあるこの建物の屋根から下ろされ、解体済み。一方で、建物は所有者が漁具置き場などとして使っていた。町は寄付金を募り、建物を台座として船を復元し、津波の脅威を伝えるモニュメントにする計画だった。しかし4億5000万円の目標額に対し、寄付は1%しか集まらず昨年断念した。