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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】ミリ秒単位で揺らぐ地球の自転 史上初の「マイナスのうるう秒」導入するのか (1/2ページ)

 地球は宇宙に浮いている球だ。不思議なことがまだたくさんある。自転の速さの「揺らぎ」もそのひとつだ。

 地球の自転はいま24時間になっている。そして長期的には遅くなっている。地球の自転にブレーキをかけている強大な力があるからだ。それは潮の干満による海水と海底の摩擦、太陽や月の引力で地球全体がゆがむ地球潮汐(ちょうせき)だ。

 これらの力のために自転は2億年ごとに約1時間ほど遅くなっている。200年間に約1000分の1秒(1ミリ秒)ずつ遅くなっていることになる。

 もし1日が12時間であったなら、12時間目にまた会社や学校へ行かなければならない。これでは、せわしなくてかなわない。他方、1日が72時間だったら、仕事や勉強で疲れはて、夜は退屈してしまうにちがいない。私たち人類は、ちょうど一日が24時間という時代に生まれたことに感謝すべきなのだろう。

 ところが、地球の自転はミリ秒の単位で揺らいでいることが分かった。これは、地球の自転が遅くなっていくゆっくりした変化よりも100倍以上大きい。

 大地震だろうか。たしかに大地震は地球の自転を変化させる。2011年の東日本大震災(地震名は東北地方太平洋沖地震)は自転を100万分の1・6秒だけ遅くした。04年のスマトラ沖地震はその4倍だけ遅くした。しかし大地震での変化はミリ秒単位の「揺らぎ」に比べるとずっと小さい。

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