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大阪万博「VR館」今秋にも開設へ 訪れた人らの意見集約し本番に反映

 2025年大阪・関西万博に地元パビリオンを出展する大阪府と大阪市は、仮想現実(VR)など最先端の技術を使い、展示内容を試行的に示す「バーチャル大阪館(仮称)」を今秋にもインターネット上に開設する方針だ。開幕への機運を高め、訪れた人らの意見を集約して実際の展示内容に反映させるのが狙い。

 府がサイトやアプリの開発費1億円を21年度予算に盛り込む。地元パビリオン「大阪健康館」(仮称)の出展テーマは、生まれ変わりや再生を意味する「REBORN(リボーン)」。松井一郎市長はライフサイエンスなどの分野を扱うことや、体験型の施設を目指す考えを示している。

 今春以降、府市や経済界や医療機関、大学などの「オール大阪体制」で実行委員会を設立。基本計画策定とバーチャル館の内容検討に着手する。

 バーチャル館は万博後も情報発信の場として運営していく計画だ。建造する地元パビリオン自体も、岡本太郎氏が手掛け、1970年大阪万博後も維持された「太陽の塔」のように恒久化を検討している。万博の建造物は原則として会期後に撤去するが、例外とする。

 大阪メトロが延伸して、大阪市の人工島・夢洲に新設する駅の近くに配置される見込みで、該当エリアの地盤を強化するための調査・設計費も21年度予算に計上する。

 大阪・関西万博のメインテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。会期は25年4月13日~同10月13日で150カ国の出展を目指し招致活動を展開する。