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【親も知らない今どき入試】「共通テスト利用入試 志願者」ランク トップは千葉工業大、受験料無料の試験が人気呼んだか (2/2ページ)

 ところが、私立大の共通テスト利用入試の志願者数は、現在のところ昨年の87・6%にとどまっている。塾講師は「センター試験が共通テストに変わって問題の傾向が変わり、難化するとの予測がもっぱらでしたから、共通テストの成績だけで合否が決まるのは自信がないと考える受験生も少なくなかったのでしょう」という。

 その共通テスト利用入試の志願者トップは千葉工業大の4万5537人だ。昨年より1万人強、3割近く増えた。コロナ禍による不況を考えて、大学が思い切って受験料を無料にしたことが理由だろう。2位は東洋大、3位は明治大で、以下、法政大、立命館大、立教大の順だった。2位以下では明治大以外、志願者減だ。

 今年から共通テスト利用入試を始め、表にはない上智大、学習院大はともに人気を集め、大学全体の志願者も昨年より増加した。大学ごとの明暗が、今年も明らかなようだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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