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【zak女の雄叫び】コロナ下でも着実 教育改革のスピード (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴ってさまざまなイベントが中止や縮小となり、世の中が停滞しているようにみえる。そんな中で、着実にスピード感を増して動いているのが、教育現場だ。1月には大学入試改革の目玉となる初の大学入学共通テストが実施され、小中学校では1人1台端末の配備が完了しようとしている。その変化はめまぐるしいほどだと思う。

 大学入試センター試験の後継となる初の大学入学共通テストは第1日程が1月16、17日に、第2日程が同月30、31日に行われた。その出題には、知識よりも思考力や判断力を問うという改革の趣旨に即したさまざまな変化があった。各教科で、知識や解法の暗記だけでは対応できない問題が増え、グラフ、地図、写真、文章などの資料が増加した。

 驚いたのは、受験生の対応力だ。事前の予想では平均点が下がるとみられていたが、第1日程の平均点は昨年と同程度だった。数年前に行われた試行テストなどから出題傾向が予測されていたため、受験生たちは予備校の模試や問題集で十分準備をしていたのだろう。コロナ禍による臨時休校などさまざまな不測の事態に見舞われながらも地道に努力してきたのだと思う。

 その一斉臨時休校の副産物として現在進んでいるのが「GIGAスクール構想」だ。政府は令和元年12月、全国の小中学校で児童生徒に1人1台のパソコンやタブレット端末と高速ネットワーク環境を整備するこの構想を打ち出した。当初の達成目標は5年度までだったが、コロナ禍での一斉休校でオンライン授業の必要性が高まったことなどから、今年度中へと前倒しされた。