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国公立大の最新志願状況 2次試験中止で人気急落の学校も 国際系大学・学部にコロナ禍影響 (1/2ページ)

 コロナ禍で実施されている主要国公立大学66校の最新志願状況が明らかになった。今年から始まった大学入学共通テストが事前の予想に反して高得点の争いとなったことから、難関大の倍率はおおむね昨年並みを維持した。一方、2次試験の中止を発表した横浜国立大や、中止の可能性を予告した広島大で倍率が大きく落ち込む異変が生じている。

 昨年は、受験生の安全志向が表面化し、難関大では多くの学部で倍率が減少傾向にあった。だが、今年は旧帝大など最難関大では、ほとんど昨年並みの倍率となった。

 受験関連の分析に定評のある「大学通信」の安田賢治ゼネラルマネジャーは、「共通テストで高得点を取れたのか、強気の出願が多いようだ。昨年より倍率が低い大学・学部もあるが、昨年度、センター試験を受けた受験生が、今年からの共通テストを警戒し、昨年のうちに進学先を決めたことが要因の一つではないか」と分析する。

 コロナ禍で2次試験中止が決まり、共通テストの得点で合否が判定される横浜国立大の合計倍率は、昨年の5・5倍から2・9倍に大きく減少。感染拡大状況によって2次試験中止の可能性があると予告している広島大の合計倍率も昨年の3・3倍から2・7倍に減少した。前出の安田氏は、「2次試験に勝負をかけていた受験生にとってははしごを外された格好となり、試験を実施する近隣の準難関大に志願先を変更したケースも多いだろう」とする。

 関東では千葉大の合計倍率は4・7倍と高水準を維持し、関西では神戸大が昨年の4・0倍から4・4倍に上昇した。

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