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消えた2400万回分…ワクチン接種開始直前にトラブル発覚! 注射器不足で1瓶当たり6回→5回に減 優先対象でない人への接種遅れも懸念 (1/2ページ)

 コロナ対策の切り札とされるワクチンの接種が今月中旬に始まるのを前に、新たな問題が浮上した。米ファイザー製ワクチン1瓶当たりの接種回数が、当初予定していた6回から5回に減ることになった。実に2400万回(1200万人分)がムダになってしまう計算だ。国内で変異ウイルスのクラスターも発生したが、ワクチン接種はさらに遅れそうだ。

 

 田村憲久厚生労働相が9日の衆院予算委員会で明らかにした。1瓶当たり6回分取るのに必要な特殊な注射器が、国内では十分に確保できていないことが理由だという。

 ファイザーのワクチンを接種する際に1瓶で5回しか打てない通常の注射器を使うと、シリンジ(注射筒)の中に一部が残ってしまい、薬液を全て使い切れないという。

 ファイザーと契約している1億4400万回(7200万人分)のうち17%に相当するが、加藤勝信官房長官は9日の記者会見で「接種しきれなかった薬液は基本的に廃棄されると承知している」としており、何とももったいない。

 ワクチン接種は医療従事者が最優先となり、医師や看護師のほか、救急隊員、保健所職員、薬剤師、自衛隊員、自治体職員が対象となる。

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