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【日本の元気 山根一眞】お詫びしたい30年前の「あのこと」 女優の夢を語った「ピンクの電話」に言い放った冷たい一言 (2/3ページ)

 環境問題を訴えて来日した、槍を手にしたアマゾン裸族の族長を招いたこともある。宮沢りえ、早見優、キューティ鈴木さんらと「トレンドギャル」シリーズというトークもこなした(何を話したか覚えていないが)。

 そんななかでの忘れられない「あのこと」は、30年と8カ月前の90年6月7日、午後11時20分頃、番組内での数秒の私の発言によってもたらされた。

 女性お笑いコンビ、ピンクの電話の竹内都子さんと清水よし子さんをゲストに迎え、最初に短いコントを披露してもらった後のトークでお二人は、「将来は女優として頑張りたい」とにこやかに夢を語った。それに対して私は「それは厳しいと思うけど」と口にしたのだ。

 知人女性が、大手劇団で女優を目指し期待されていたが思うようにいかなかったことが頭をよぎったからだと思う。だが、私は冷たく言い放っていたようで、番組終了後、プロデューサーから叱責され、読売新聞に「山根の発言はけしからん」と叩かれた。生放送は取り返しがつかない。私は強い自責の念にかられ、それが30年過ぎた今日まで続いているのである。

 後に知ったのだが、ピンクの電話のお二人は劇団七曜日の第1期生で、90年に女性だけの劇団を旗揚げしており、「すでに女優さん」だったのだ。お二人は今、コンビ結成34年目で多くのドラマで活躍を続けていることがその才能を証明している。

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