記事詳細

【喝!日本】恥と誇りが希薄になった日本人…薩摩藩藩主、島津斉彬に学べ! 国家観を持ち、大局的に戦略を立てられる指導者 (1/3ページ)

 昨年来、コロナ禍に振り回され続ける政治。加えて、利権をめぐる汚職事件に無防備な行動と失言を繰り返す政治家。国会審議はショー化し、ワイドショーのネタが尽きない。

 人のことは言えないが、どういう見方をしても、「恥と誇りが希薄になってしまったのではないか」と疑いたくなるような日本人が増えたような気がしてならない。

 そんなことを考えながら、経験豊富な高級官僚経験者と話をしていると、彼は「幕末維新期には、主義主張は違っても、それぞれが現実と将来を見据えた国家観を持ち、大局的に戦略を立てられる指導者がいた。今のリーダーは彼らを見習うべきだ」と強調した。

 御意。それが日清、日露戦争の勝利につながったことを否定する人はいないだろう。

 例えば、薩摩藩11代藩主、島津斉彬(なりあきら)もその1人だ。43歳(数え年)から50歳で病死するまで、薩摩藩を治めたのはわずか7年ほどで、鹿児島にいたのは3年余りに過ぎない。

 だが、化学や物理の奨励と、あらゆる分野で果たした功績は数え切れない。『鹿児島百年(上)幕末編』(謙光社)は、「(斉彬は)視野の広い外交家、知識の深い企業家、計数に明るい経済家であった。また、すぐれた教育家であり、第一級の軍事専門家であり、珍しい科学者であった。そして、書画に巧みな文人であり、心のやさしい人であった。千手観音で、人間離れしている。余りにも多くをやりすぎたので、その業績の全容が、つかみにくい」とまで激賞している。

関連ニュース