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【日本の元気 山根一眞】幸せホルモン効果と「愛蛙」の死 再認識した「ペットとの触れ合い」 (1/3ページ)

 この1年、獨協大学での私の授業はすべて遠隔授業となったため、YouTubeでの動画配信で進めてきた。さまざまな試みの一つが、自宅にゲストを招いての対談だった。企業トップとの対談収録を開始したところ、愛犬たたら(黒シバ)が、「キューン、キューン」と鳴き続けるので、仕方なく膝に乗せて対談を続けたが、その動画が学生たちには大好評。「すごい癒やしになりました」という意見が多く寄せられた。

 ヒトは愛情を感じるとオキシトシンという「幸せホルモン」を分泌する。このホルモンは母親と乳児との触れ合いで分泌され、母乳促進効果があるとして20世紀初頭から知られていた。東京農業大学の太田光明さん、永澤美保さんらは、そのオキシトシンが「ペットとの触れ合い」でも分泌されることを実験で確かめ発表、大きな話題を集めた。私の動画を見た学生たちが「癒やされた」と伝えてきたのは、バーチャルな動画でもペットによって「幸せホルモン」の分泌が促されたためではないかと思う。

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