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偶数奇数がわからない人 脳の劣化で「イメージする力」低下の可能性 (1/5ページ)

 とある有名な占い師が書籍を出版した。その本では、ルールにのっとって計算し、自身が生まれた西暦が偶数になるか、奇数になるかで運勢をみるという占いが紹介されているのだが、出版した直後から、「自分は偶数なのか奇数なのか、わからないので教えてほしい」との問い合わせが1日100件以上寄せられたという。これは毎年のことで、問い合わせ数は年間1万件以上にものぼる。驚くべきは、差出人が小さな子供とは限らず、中年女性も多いというのだ。

 この事実が当の占い師からSNSで発信されると、インターネット上では「偶数、奇数がわからない人がいるなんて」と大きな話題となった。

 「勉強不足では?」と思うかもしれないが、そう考えたあなたは、次の問いに答えられるだろうか。

 2013年に日本数学会が大学生を対象に実施した問題の1つで、中学3年生レベルの難易度だ。

 《偶数と奇数を足すと、答えはどうなるでしょうか。次の選択肢のうち正しいものに〇を記入し、そうなる理由を説明してください。

 (1)いつも必ず偶数になる

 (2)いつも必ず奇数になる

 (3) 奇数になることも偶数になることもある》

 答えは(2)だが、偶数を「2m」、奇数を「2n+1」と表し、「理由」まで正しく証明できたのは19.1%だった。「偶数、奇数がわからないなんて」と驚いていた人たちも、その理由を正しく解答できるかというと、そうでもないということだ。

NEWSポストセブン

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