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【歳川隆雄 永田町・霞が関インサイド】菅政権中枢に佐藤内閣の系譜を引く政治家3人 政治は「縁」 首相の座は河野一族の悲願 (1/2ページ)

 古い写真だ-。1964(昭和39)年11月9日に発足した第1次佐藤栄作内閣の記念写真である。旧首相官邸の玄関ホールから右手にあった、通称「西階段」と呼ばれた場所で撮影された。

 前列中央が佐藤首相、(こちらから見て)右隣は河野一郎副総理、左隣が赤城宗徳農相、河野副総理の右隣は小泉純也防衛庁長官、赤城農相の左隣が石田博英労相。佐藤、河野両氏の後ろは愛知揆一文相、その右後ろにかしこまった顔付きの田中角栄蔵相がいる。

 なぜ、ここでこの写真を取り上げたのか。もちろん、理由がある。前列に写る3人が、まさに現在の菅義偉政権の要路を占める人物の縁者なのだ。

 河野一郎は河野太郎規制改革相兼ワクチン担当相の祖父であり、小泉純也は小泉進次郎環境相の祖父である。そして、佐藤栄作は阿達雅志首相補佐官(参院議員)の義祖父なのだ。

 河野太郎氏は政界切っての名門一族の出である。父の洋平氏は副総理・外相、自民党総裁、衆院議長経験者。祖父の一郎は農相、建設相、副総理・東京五輪(1964年)担当相。大伯父の謙三は参院議長を歴任した。謙三を除くと、一郎、洋平両氏はともに、首相・総裁一歩手前で逃している。太郎氏が掌中にすれば河野一族の悲願がかなうことになる。

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