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【高橋洋一 日本の解き方】中国船の尖閣領海侵入には定点カメラでライブ配信を 日本政府は実効支配の根拠を世界に示せ (1/2ページ)

 中国が海警局に武器使用を認める海警法を施行した後、中国海警局の船が沖縄県・尖閣諸島付近の領海内に侵入を繰り返している。

 今の中国と日本の状況をあえてたとえると、拳銃を携帯した盗人がわが家に住居侵入しているようなものだ。しかも、盗っ人たけだけしいのは、わが家を自分のものだと言い張り、住居侵入をとがめようとすると、わが家の中でこちらに発砲しかねないことだ。

 中国がこうした態度に出てくることは予測されていた。中国には絶対譲れない「核心利益」がある。具体的にはウイグル、南シナ海、香港、台湾、尖閣だ。ウイグルでは早くから中国がジェノサイド(大量虐殺)を辞さない覚悟で統治し、ほぼ完了しているようだ。

 南シナ海でも、着々と人工島を建設するなど終了段階だ。国際法違反という国際司法による判断も無視している。香港も、昨年の国家安全法施行で統治は完了した。残るは台湾と尖閣になっている。ウイグル、南シナ海、香港で起きたことは、必ず台湾と尖閣でも起こるはずだ。

 一般社会なら、無法行為は、警察組織が排除してくれる。しかし、国際社会にはこうした警察組織は存在せず、自分で戦って守るしかない。そのために国の自衛権がある。

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