記事詳細

「中国は敵対国家」次期CIA長官が断言 米中スパイ戦争激化、バイデン政権でも強硬姿勢は続くか 次男の“中国疑惑”など対中姿勢に不安も (1/3ページ)

 米中スパイ戦争が激化するのか。米中央情報局(CIA)長官に指名されたウィリアム・バーンズ元国務副長官(64)が、上院情報特別委員会の指名承認公聴会で、中国を「敵対国家」と言い切ったのだ。CIAと中国の血塗られた歴史と、「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と批判されるウイグル人弾圧の影響とは。ドナルド・トランプ前政権下で「米中関係の緊張」は顕在化したが、対中姿勢に不安があるジョー・バイデン大統領の政権下でも強硬姿勢は続くのか。

 「略奪志向の強い中国の指導部は、米国に最大の地政学的な試練を突きつけている」「手ごわい権威主義的な敵対国家だ」「中国を(打ち)破ることが、向こう数十年間にわたる米国の安全保障の鍵となる」「(中国政府が、米国内の大学などに設置した『孔子学院』は)中国による影響力(を浸透させる)工作であり、真のリスクだ」

 バーンズ氏は24日、上院の指名承認公聴会で、習近平国家主席率いる中国共産党政権について、こう語った。大統領直轄の情報機関のトップ候補として、かなり思い切った発言といえる。

 バイデン氏がCIA長官に指名したバーンズ氏は1956年、ノースカロライナ州生まれ。ラ・サル大学卒業、英オックスフォード大学大学院修了後、82年に国務省に入省した。国務省事務総長や、駐ロシア大使、政治担当国務次官を歴任し、バラク・オバマ政権時代の2011~14年に国務副長官を務めた。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(日本語版)は、バーンズ氏について、「国務省で秘密外交を指揮した」「洗練された情報の使い手」などと評した(2月24日)。CIA長官として、秘密情報を駆使して中国を追い込む狙いなのか。

関連ニュース