記事詳細

【ジュリア・ミント プーチンの国より愛を込めて】世界中のマニアに愛されるロシア製バイク「ウラル」 (1/2ページ)

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!

 「新しいものはすべて忘れられがちな古いものである」

 それは先日、昔ながらのロシア製バイクを運転しているハリウッド俳優、ブラッド・ピットの画像を偶然見つけた時に思い出したロシアの有名なことわざです。

 このハリウッドスターが乗っていたロシア製バイクは、サイドカーと呼ばれる助手席のある3つの車輪を持つバイクで、1941年からウラル地方で製造されていることから「ウラル」と呼ばれています。

 当初はナチスドイツとの戦争のための軍用バイクとして使われたウラルですが、戦後はソビエト市民からの需要が高まりました。

 今は亡き私の祖父も、1980年から30年間ウラルを所有していた当時の市民の一人でした。

 ウラルは750CCの大排気量で助手席には人も乗れますし、大きな荷物も置くことが出来ます。祖父は釣りに行くときや、離れた場所にある家庭菜園から収穫した野菜を自宅に運んだりするときなどにウラルを使用していました。

 このように、ソ連時代のウラルはレジャーのみならず荷物の運搬など多目的に活躍していました。

 しかし、ソ連が崩壊すると元は国営企業だった製造工場も縮小され、一時は危機に陥ったウラル製造元のIMZ社(現ウラルモト社)でしたが、その後も世界中のウラルマニアたちから愛され続け、現在も私が暮らすエカテリンブルク市から100キロほど離れたイルビトという小さな町の当時と同じ工場で製造されています。

関連ニュース