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コロナワクチン「集団接種」が原則 「個別接種」併用は無駄、廃棄ワクチンと供給と予約のミスマッチ招く 村中璃子氏緊急リポート (1/3ページ)

 政府は5日、新型コロナウイルス対策として、1都3県に発令している緊急事態宣言を、21日まで2週間再延長すると決定した。経済基盤が集積する首都圏の感染拡大を抑え込む狙いだ。並行して、ワクチンの先行接種も始まっている。今後の本格接種で、「集団接種」と「個別接種」を併用する意向の自治体もあるが、これに危惧を示すのが独ベルンハルト・ノホト熱帯医学研究所研究員で医師の村中璃子氏だ。村中氏は緊急リポートで、海外の事例を元に、貴重なワクチンを無駄にしない接種体制の整備を訴える。

 新型コロナワクチンは集団接種が原則だ。短期間で多くの人に接種し、できるだけ早く集団免疫を獲得することで出入国制限を解き、従来の経済活動を取り戻すためである。

 日本政府も集団接種を原則としている。しかし、現在、かかりつけ医での個別接種を中心にした「練馬区モデル」が全国の注目を集めているという。区のウェブサイトには「個別接種と集団接種のベストミックス」「早くて、近くて、安心」などのキャッチフレーズが並ぶ。

 だが、個別接種は本当に安心で早いのだろうか。かかりつけ医がワクチン接種や強いアレルギー(アナフィラキシー)対応の経験が豊富かといえば、必ずしもそうではない。筋肉注射に慣れていない開業医も多い。

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