ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!
春の訪れが皆さまの気分を上げてくれるであろう3月ですが、私たちの国では、この時期でもまだ安堵のため息をつくことはできません。
先月の2月23日はロシアでは「祖国防衛の日」の祝日でしたので、私はその間の数日間を使ってエカテリンブルクから300キロほど離れた実家の町に帰省していたのですが、その帰り道にロシアの冬らしい怖い体験をしました。
それは、私と姉家族が実家からエカテリンブルクに戻るために1時間ほど車を走らせていた時から始まりました。
急に窓の外が濃い霧に包まれはじめると、20メートル先を走る車しか見えなくなってきて、そこから強風と共にマイナス30度の猛吹雪に変わっていったのです。
その間、携帯にはロシア非常事態省から危険の警告と、人々は家にいるようにと促すテキストメッセージが何度も入ってきました。
すでに通過した道路は次々と閉鎖されてしまったので、再び実家に戻って避難する選択肢がなくなった私たちは、その途中でいくつかの自動車事故に遭遇しながらも、吹雪の高速道路をエカテリンブルクに向けて慎重に走り続けました。
同じころ、100キロほど離れた別の高速道路でも猛吹雪の中で39台の車が衝突する大事故が発生していて、衝突した車列が巨大な鎖のようにみえる拡散動画を携帯上で見た私たちの恐怖をさらにあおりました。
