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【松井一郎 維新伝心】東日本大震災から10年…まだ道半ば、日本全体で風評被害払拭を 総務省接待問題、他省庁にも広がっている可能性 (1/2ページ)

 東日本大震災から11日で10年となる。私は当時、大阪維新の会所属の府議会議員で府庁にいた。震源から遠く離れた大阪でも大きな揺れを感じた。その後、テレビで被災地の映像を見て、「これは日本にとって大変なことが起こった」と確信した。

 当時、維新として初めての統一地方選に挑んでいたが、すべての活動を休止にした。被災地支援や被災者の方々の受け入れなど、「自分たちは何をすべきか」「何ができるか」について議論したことを覚えている。

 10年というと「1つの節目」という見方もあるが、私としては「まだまだ、道半ば」だと思う。福島第一原子力発電所の廃炉作業など、正直、どれだけ時間がかかるか分からない。

 汚染水浄化後の「処理水」の問題も取り沙汰されているが、これは科学的に安全を確認して判断すべきだ。トリチウムを含んだ処理水は、世界中の原発で普通に海洋放出している。石原慎太郎元都知事は「科学が風評に負けるのは国辱」と語っていたが、その通りだと思う。

 国際原子力機関(IAEA)のモニタリングなど、第三者機関のチェックを入れてもいい。福島第一原発で恩恵を受けてきた都市部を含めて、日本全体で風評被害を無くす手伝いをすべきだろう。言葉では、「被災地との絆」とか、「被災地に寄り添う」などと言いながら、いざとなるとエゴが前面に出るような対応をするなら残念でならない。

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