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「すべて端島炭坑内で撮影と言い切れるのか」 自民・和田政宗議員が国会でNHKを追及

 「軍艦島」こと、長崎県・端島の暮らしを記録した1955年放送のNHKのドキュメンタリー番組「緑なき島」をめぐり、一般財団法人「産業遺産国民会議」と「真実の歴史を追求する端島島民の会」が「事実の改竄(かいざん)が行われた」と告発している問題で、自民党の和田政宗参院議員が16日、参院内閣委員会でNHK側に疑惑をただした。

 「緑なき島」には、炭坑内で作業員がふんどし一丁になり、這(は)いつくばるような低い坑道で作業するなど、元作業員や元島民の証言と異なる映像が入っていた。

 和田氏は「映像は、すべて端島炭坑内で撮影したと言い切れるのか」と質問した。

 NHKの正籬(まさがき)聡副会長は「番組制作に関係する資料の確認や、関係者約100人への聞き取り、55年以前に撮影した炭坑内映像約140本の精査を行った。結果、別の炭坑で撮影された映像が『緑なき島』で使用された形跡はなかった」と回答した。

 「緑なき島」の問題映像は、韓国メディアで相次いで取り上げられ、軍艦島で「虐待労働」があったとする韓国側の主張を補完している。

 和田氏は、韓国メディアへの映像提供について質問したが、正籬氏は「事実関係を確認している」と語った。

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