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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】最短12分で津波到達「日向灘地震」の恐怖 今後30年以内に70~80%の確率で発生の可能性 (1/3ページ)

 3月20日午後6時過ぎに宮城県沖で最大震度5強(マグニチュード=M=6・9を観測する地震が起きた。一部地域で一時、津波注意報が出た。

 津波は海底で地震断層が上にある海水を動かすことで生まれる。地震断層とは震源のことだ。地震断層が陸の下にあったり、海底でも地震断層が深いときには津波は出ない。

 東日本大震災では地震断層がごく浅くて、しかも大きかったので、大津波に襲われた。地震断層の動きも、最大の津波を発生する向きだった。

 いったん発生した津波は四方八方に伝わっていく。津波の速さは水深の平方根に比例する。水深4000~6000メートルの太平洋深部ならジェット機なみだが、水深が小さければ遅くなる。水深100メートルならば、時速110キロメートルで高速道路の自動車なみ、水深10メートルならば時速36キロメートルと短距離のオリンピック選手なみになる。遅いといっても逃げられる速さではない。

 毎秒6~8キロメートル、時速にして2万キロメートル以上という地震波の速度は、津波が伝わる速度よりはずっと速い。東日本大震災では、仙台空港では揺れてから約1時間で津波が来た。震源がはるか三陸沖にあったからだ。

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