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【有本香の以読制毒】「日中関係を熟慮」冗談じゃない! 今こそ「対中包囲網」に乗り遅れるな LINEに尖閣情勢…日本中に「危機感」が圧倒的に不足 (1/3ページ)

 わが国は今、幾重もの安全保障上の危機に見舞われている。1年以上に及ぶ疫病禍、沖縄県・尖閣諸島周辺海域への中国船の侵入と跋扈(ばっこ)、そして、8000万余の国民の個人情報がやすやすと他国に握られ、国土は「買収」という商業行為によって、自衛隊拠点の周辺に至るまで外国勢力に蚕食されている。

 え? 無料通信アプリ「LINE(ライン)」の不祥事も安全保障の危機? と疑問に思われる方は、ぜひとも、この機会に認識を改めていただきたい。

 8600万人、7割近い国民の個人情報が、日本を敵視する国々で閲覧可能・保存されていたという事態は国家的危機と捉えるべきなのだ。情報漏洩(ろうえい)は否定されているが、今後、データが悪用されたとすれば、その影響は、われわれ日本人の想像の範囲を超えているだろう。

 ウイルス、海からの侵略、サイバー、経済侵略と、まるで国難の見本市のごとき現状にありながら、その緊張感がない。国会では、NTTと総務省関係者の接待問題であれほどまでに大騒ぎした野党勢が、同じ通信事業者、LINEへの追及となると不思議と及び腰である。

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