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北朝鮮の弾道ミサイル発射で国連安保理が緊急会合へ 英国やフランスなど欧州5カ国が要請

 北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会は30日に非公式の緊急会合を開く。英国やフランスなど安保理メンバーの欧州5カ国が要請した。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記率いる北朝鮮への厳しい対応が注目される。

 北朝鮮は25日、1月のジョー・バイデン米政権発足後初めて、弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射した。通常より低高度で変則軌道を飛ぶ「新型戦術誘導弾(ミサイル)」の発射実験に成功したとみられる。

 バイデン大統領は発射を安保理決議違反として、北朝鮮に「緊張を高めることを選ぶなら相応の措置を取る」と警告。菅義偉首相も「わが国と地域の平和や安全を脅かすもので国連決議違反だ。厳重に抗議し、強く非難する」と語った。

 米国の要請で26日、安保理の北朝鮮制裁委員会が会合を開いた。大半の理事国が「安保理決議違反」との懸念を表明したことで、欧州諸国は厳しい対応が必要だと判断したとみられる。

 ただ、安保理では常任理事国で拒否権を持つ中国とロシアが北朝鮮擁護の姿勢を示してきており、共同歩調を取るのは困難だ。

 北朝鮮外務省のチョ・チョルス国際機構局長は28日付の談話で、北朝鮮のミサイル発射を受けて国連安全保障理事会が緊急会合を開くことに反発、「自衛権を侵害しようと試みれば必ず相応の対応措置を誘発する」とけん制した。

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