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【高橋洋一 日本の解き方】GoTo再開できない理由 一部マスコミが非科学的反対論で成功体験、また批判するのは目に見えている 自治体への支援は一歩前進 (1/2ページ)

 赤羽一嘉国土交通相は、政府の観光促進策「Go To トラベル」について4、5月の大型連休前に全国で再開するのは難しいとの認識を示した。事業停止の長期化に伴い、政府は宿泊割引など独自に旅行補助を行う自治体への財政支援を行う方針だが、GoToトラベルはどのような形で再開すればいいのだろうか。

 そもそも、GoToトラベルは新型コロナウイルスの感染者数の増加に関係があるのかという問題がある。

 GoToトラベルを昨年中断した際、新型コロナ感染者数の増加に科学的なエビデンスはないとされていた。いうなれば、エビデンスはないが、とりあえず中断してみたのだ。これを社会実験としてみると、もし関係があったことが分かったのであれば、中断は正解だったことになる。逆に関係がないということが分かっても、今後の参考になるので、いずれにしても良しとの判断だった。

 国立感染症研究所の研究によれば、GoToトラベルは新型コロナウイルスの感染者数の増加には関係ないとの結果が出ている。論文査読前の段階であるが、一つの科学的知見だ。

 実は、この結果は当初から予想されていたとおりだ。そもそもGoToトラベルでの人の移動は、日本全体の1%程度しかないので、感染者数の増加に影響があるとは考えにくい。

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