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人権かビジネスか…問われる中国進出企業 ウイグル問題への非難で不買運動拡散 無印、アシックスも対応に苦慮 (2/2ページ)

 スポーツ用品大手のアシックスの中国法人は、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」の公式アカウントで、今後も新疆ウイグル自治区産の綿花を購入することを発表したが、その後、投稿は削除された。同社は、「中国法人のアカウントは、商品やサービスについて発信することが目的であるため、弊社が承認したものではない」と削除した理由を説明した。

 一方、新疆ウイグル自治区に関する製品を使用しているかという点については「弊社のCSR(企業の社会的責任)の方針に基づき、材料の調達ポリシーに合致していると確認している。材料選定のガイドラインに基づいて配慮された材料調達を行うようサプライヤーに指導を強化している」と回答した。

 いずれも旗幟(きし)鮮明とまではいかないようだ。

 ファッションジャーナリストの南充浩氏は、「中国市場はそもそも、現地でライバル企業との競争が激しい。企業にとっては人権問題についてどれだけ信念があったとしても、売上高に占める中国のウエートが態度を左右することになるだろう」と指摘した。

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