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【大前研一 大前研一のニュース時評】バイデン米大統領「プーチン氏は殺人者」発言の真実 司会者が質問した成熟性の足りない質問 (1/3ページ)

 米国のジョー・バイデン大統領は先月25日の会見で、2024年の大統領選に再選出馬する計画だと語った。これは何の意味もない情報だ。こういう意欲を示さなかったら、バイデン氏はすぐに終わってしまう。

 78歳という史上最高齢で大統領に就任したこともあって、「バイデンは2期目を目指さない」と思われているが、求心力を維持するには、こうした観測を振り払う必要がある。だから「出馬する」と言っているだけだ。

 ドナルド・トランプ前大統領も、「24年に出馬する」と言い続けていないと、国民に忘れ去られてしまう。国民の記憶に残るのは、「あの時代は悪い夢だったな」だけになる。

 このバイデン発言は真実味ゼロで、実際に出馬するとは考えられない。カマラ・ハリス氏も次は自分と思えば忠誠心を持って事に当たるが、「それがないよ」となれば、ただボーッと後ろに立つだけの役割は演じきれない。そもそも82歳のバイデン氏を倒す候補者を擁立できなければ民主党も終わってしまう。こういった情報がひとり歩きするのは恐ろしいことだ。

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