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北朝鮮、コロナ鎖国で治安悪化…闇両替商の母子殺害事件 (1/2ページ)

 長引くコロナ鎖国による経済難が、北朝鮮の首都・平壌の治安を悪化させている。窃盗事件が多発し、安全部(警察署)の事件処理能力を超えるほどの状況となっている。

 配給の遅配、欠配が頻繁になり、市場の営業も制限される中、カネに困って犯罪に走る者が増えているようだ。そんな中、母子が無残に殺害される事件が発生したと、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

 (参考記事:「革命の首都の誇りも地に落ちた」犯罪多発で金正恩に失望

 事件が起きたのは、平壌市の西城(ソソン)区域。先月初めのある日、帰宅した夫が30代の妻と4歳の娘が倒れているのを発見、すぐさま分駐所(派出所)に駆け込んだ。二人は刃物で刺され、即死状態だったという。

 安全員は聞き込みを行い、マンションの警備員から「夕方に見知らぬ男が家に入っていくのを見た」との証言を得て、捜査を行った。当初は夫を容疑者扱いしたが、最終的には女性の友人の弟が真犯人であることを暴き、逮捕に至った。

 被害女性は、10年にわたってヤミ両替商を営み、相当な財産を築き上げていた。北朝鮮では、富を見せびらかすような行為は、防犯上はもちろんのこと、政治的にも危険な行為だ。ヤミ両替は違法行為で、安全部(警察署)や保衛部(秘密警察)から営業黙認と引き換えにワイロをせびられたり、作為的な法執行で全財産を奪われたりしかねない。

デイリーNKジャパン

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