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ロシアで働いていた北朝鮮国民11人が韓国に亡命 (1/3ページ)

 ロシアで働いていた北朝鮮労働者11人が脱北し、先月31日に韓国に入国した。

 デイリーNK情報筋は、極東のウラジオストク、首都モスクワ、そこから南東480キロのところにあるタンボフの建設現場で働いていた北朝鮮出身の労働者11人が、現場から脱出して北朝鮮当局が差し向けた追手を振り切り、第3国を経て韓国に入国したと伝えた。

 彼らは最初からまとまって動いていたわけではなく、3つの建設現場で別々に働く中で、2人、4人、5人がそれぞれ脱出。アジトや難民収容所にとどまっていた。韓国政府は人道的措置として彼らを受け入れることにしたと情報筋は伝えているが、同国政府は脱北者の入国について、一部の例外を除き公式には確認しない姿勢を取っているため、詳細は不明だ。

 脱北の動機について情報筋は、外の社会を経験したことで意識が変化したことを挙げている。

 「海外に来てまず最初に感じたのは、国に裏切られていたということ」(脱北した労働者)

 「祖国(北朝鮮)がわれわれに教えていた北朝鮮式社会主義がこの世で一番いいということが嘘だということにすぐに気づいた」(同)

 「ここ(ロシア)に来て、24時間電気が灯る明るい世界で暮らし、汽車に乗って(車窓から見た風景は)木のない朝鮮の山とは異なり、木材資源が非常に多いことに感嘆した」(同)

デイリーNKジャパン

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