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【沖縄が危ない!】尖閣攻防は「自由vs独裁」の闘い! 日本の敗北は民主主義社会の挫折 (1/2ページ)

 沖縄県・尖閣諸島の問題は、世界では「離島の岩礁をめぐる日中の争奪戦」と思われているようだ。過去に私が会った米国のジャーナリストは「何であんな無人島のために…」と不思議そうな顔をした。

 台湾や香港問題と比べ、国際社会では尖閣問題への関心がなかなか広がらない。背景には、尖閣問題がいわゆる“領土問題”だという誤解がある。私は「そうではなく、尖閣はまさに世界史の問題だ」と訴えたい。

 2013年、私は漁船に同乗して尖閣海域に行った。待ち構えていた中国船は漁船に猛然と接近し、体当たりを仕掛けるしぐさを見せたが、海上保安庁の巡視船が間に割って入り、辛うじてガードした。

 中国船の振る舞いから感じたのは、「力こそ正義」という傲慢さ、漁師の安全など一顧だにしない人命軽視、自分の主張を通すことしか考えない国際法の無知であり、まさに中国という国家の体質そのものの具現化だった。

 一方、漁船を守ろうと懸命にかじを切る巡視船は、独裁国家に翻弄される民主主義国家日本の姿だった。

 中国が日本の尖閣国有化を口実に、尖閣周辺への船舶派遣を本格化させて来年で10年になる。残念ながら、時間が中国の味方であることは、この間の経過を見れば明らかだ。

 地元の石垣市議会は3月、保守系市議が中心になり、尖閣諸島の上空視察を求める決議を可決した。すでに民間ヘリをチャーターしており、国に飛行許可を要望している。

 ただ、尖閣上空には13年、中国が不当に防空識別圏を設定している。チャーター機の飛行は、中国空軍にスクランブル(緊急発進)の口実を与える恐れがある。国が飛行許可を出すかは見通せない。

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