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「東京五輪には行きません」北朝鮮発表のウラに金与正氏の意向か (1/3ページ)

 北朝鮮体育省が運営するウェブサイト「朝鮮体育」は6日、同国オリンピック委員会が3月25日に開いた総会で、7月に開幕予定の東京五輪・パラリンピックに出場しないことを決定したと明らかにした。

 記事によれば、同委員会は「悪性ウイルス感染症(新型コロナウイルス)による世界的な保健危機状況から選手たちを保護するため、委員たちの提起により、第32回オリンピック競技大会に参加しないことを討議決定した」という。

 北朝鮮が東京五輪に不参加としたこと自体は、十分に予想されていたことであり、驚くには当たらない。何しろ同国は、新型コロナウイルス対策で国境を封鎖し、貿易も停止。国内では都市封鎖(ロックダウン)を乱発し、食糧確保が間に合わなかった人々が餓死する事態となっている。そのような状況で、多数の選手団を出入国させる判断はできないだろう。

 一方、この発表には不可解な点もある。先月25日に決定したものを、どうして10日以上も経って公表したかということだ。

 この点を分析する上で手掛かりになるのが、金正恩総書記の妹・金与正(キム・ヨジョン)氏の動静だ。金与正氏は同30日、北朝鮮の国防科学院が行った弾道ミサイル発射実験に対する文在寅韓国大統領の発言を非難する談話を発表した。

デイリーNKジャパン

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