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【高橋洋一 日本の解き方】蠢くプーチン大統領の「超長期」政権 中国と共同歩調で反米路線 「死に体」韓国・文政権も引き込む (1/2ページ)

 ロシアのプーチン大統領は現在68歳だが、憲法改正に伴う大統領選挙法の改正案で、任期(6年)を終える2024年以降も2期12年、83歳になる36年まで大統領にとどまることが可能になった。

 なお、プーチン氏は西側民主主義国なら仰天する法整備もした。退任した場合、刑事・行政上の責任を一生涯問われない免責特権を保障するというのだ。日本の隣国、韓国のように歴代大統領が投獄などされるというのもいかがなものかと思うが、ロシアの刑事・行政上の免責もちょっと考えられない。いずれにしても、プーチン氏の権力が今のままであって本人にやる気があれば、36年まで大統領を続けることが理論上は可能という話だ。

 ロシア国内で、プーチン氏を脅かす存在は、今のところ、反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏だ。同氏は毒殺未遂事件に遭った後にドイツで療養していたが、今年1月にロシア帰国後拘束され、刑務所に収監中だ。毒殺未遂というのも日本的な見方ではありないほど物騒だが、ロシアではさもありなんの話だ。これに対する反政権デモが予定されているが、ロシア国民がどう対応するのかが当面のロシア内政の注目点だ。

 ロシアは外交面で中国と共同歩調で反米路線を取ろうとしている。3月17日、バイデン米大統領は、テレビ番組でプーチン氏を人殺しだと思うと発言した。これは、ナワリヌイ氏の事件を指しているが、その翌日の18日のロシアによるクリミア併合7周年記念日に水を差すことも意図していたのだろう。このバイデン氏の発言に、プーチン氏は18日にすぐに反論した。

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