記事詳細

金正恩も止められない「キレた兵士」の暴走に北朝鮮が戦慄 (1/4ページ)

 昨年の収穫が底をつき、食糧事情が悪化する「春窮期」を迎えている北朝鮮。コロナ鎖国の今年はその程度が例年に増してひどいようだ。そんな中、住民の間ではある種の不安が高まっていると、中国との国境に接する慈江道(チャガンド)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

 国境警備強化のため現地に派遣された軍の暴風軍団と第7軍団の兵士に対しては、4ヶ月に渡る冬季訓練が終わる今年3月まではそれなりの食糧配給が行われていた。ところが、今月に入ってからはその量が徐々に減り始め、副食(おかず)がなくなりつつあるという。

 現地住民は、彼らが民家を襲撃して人を殺し、食糧を奪う盗賊団になるのではないかとの恐怖に震えている。

 北朝鮮においても、軍が民間人の領域を犯すのは「禁断の行為」だ。しかし、本能には勝てない。飢えた兵士たちは駐屯地周辺の民家、農場を襲うのはもちろんのこと、災害復旧の派遣先でも乱暴狼藉を働く。金正恩総書記は、被災地での窃盗に対して重罰で対処する方針を示したが、さほど効果がなかったようで、兵士の集団が「馬賊」呼ばわりされる状態は続いている。

 (参考記事:北朝鮮「骨と皮だけの女性兵士」が走った禁断の行為

デイリーNKジャパン

関連ニュース

関連ニュース